ゴム紐症候群、ヒモトレ、脱パンツ健康法、ノーパン健康法

有名になった主な手法と提唱者。

各手法の簡単な紹介です。

 

・ゴム紐症候群、見元良平

・ノーパン健康法、佐藤安正

・脱パンツ健康法、丸山淳士

・ヒモトレ、小関勲

(年代順)

 

 

・ゴム紐症候群、見元良平

 上腹部の緊縛をなくし、立位時には下腹部に適度な圧が必要との知見、横行結腸症候群から、

ゴム紐の普及を目の当たりにし伸び縮みのあるゴム紐を持続的に使用してはならないとするゴム紐症候群へ。

 

論文投稿が採用されない中、地方医誌などへの投稿を重ね、数冊の書籍にまとめ発刊。

昭和53年には週刊誌やテレビで取り上げられたという。

 

ノーパン健康法、佐藤安正

 見元医師の講演を受け、整形外科の観点からゴム紐症候群の考察を重ね、「ゴム紐による腰と膝の痛み」を学会発表。(平成元年)

この講演への新聞取材をきっかけにNHKの取材、健康雑誌への投稿、テレビで放映されたという、佐藤医師。

 

自身の講演録で「夜間、パンツを脱いで寝ることをすすめたことから「ノーパン健康法」として騒がれた。」と書いているので

佐藤医師自身に要る命名でなく、メディアによるものであった可能性が。

 

脱パンツ健康法、丸山淳士

 北海道のラジオの下ネタを扱うコーナーにコメンテーターとして出演していた丸山医師は平成2年5月の放送、

「あなたはいつパンツを脱ぎますか、脱いだパンツはどうしますか」とのテーマの際、

「夜だけでもパンツを脱いで寝ると、健康にいいのに」とコメント。

 

これにリスナーからの反響が多く寄せられ、「脱パンツ睡眠」を番組スタッフも経験し、

番組プロデューサーが「やり甲斐があるテーマだ!”脱パンツ”健康法でいこう」となったとのこと。

 

この時、丸山医師は「べつに目新しい健康法ではないのに・・・」と案じていたとパーソナリティの佐藤則幸は書いている。

北海道を中心にキャンペーンやテーマソング、テレビ放送など、

メディア主導のブームであったことがうかがわれる。

 

丸山医師の論文には脱パンツは見当たらない。

2012年の著作には脱パンツ健康法の表現はなく、「脱パンツ睡眠」となっている。

著作では脱パンツにとどまらず広い知見を紹介している。

 

・ヒモトレ、小関勲

 紐に身体をかるく任せて運動したり、ゆるく紐を巻く事で人の身体、バランスは変化する。

締め付けてはいけない。と提唱したのは小関バランストレーナー。

 

バランストレーニングを研究する中で2010年にヒモトレを考案。

2014年書籍「ヒモトレ」発刊。

様々な出会いと発見の中でオープンソースで行くことを決意、

 

2016年の「ヒモトレ新装改訂版」、古武術研究家、甲野善紀との共著「ヒモトレ革命」発刊後からメディアへの露出が増えてきている。